比較・総論

ecbeing費用|公開料金と見積取得のコツ

ecbeing費用|公開料金と見積取得のコツ

ecbeingに興味はあるが、具体的な金額が見えず社内稟議も上げづらい。Bカートやebisumartと比べてどれくらい違うのか、何で値段が変わるのかを整理したい。

結論として、ecbeingが公開している料金は、SaaS版の入口価格のみ。BtoB向けのecWorksは初期費用300万円〜・月額10万円〜(最低利用期間2年)、BtoC向けのメルカートは初期費用19万円〜・月額4.9万円〜。ミドル・エンタープライズ向けは料金表ダウンロードまたは問い合わせになる。本記事では公開されている料金区分、見積りで確認すべき項目、見積取得の進め方を整理する。

※ 料金はecbeing公式の料金ページの記載です。正確な見積りはecbeing公式で取得してください。

ecbeingが公開している料金

ecbeingの料金ページは、スタートアッププラン/ミドル/エンタープライズの区分で案内している。金額が公開されているのはSaaS版の入口価格で、ミドル・エンタープライズ向けは料金表ダウンロードまたは問い合わせで確認する。

製品・区分 初期費用 月額費用 備考
ecWorks(ecbeing BtoBのSaaS版) 300万円〜 10万円〜 最低利用期間2年
メルカート(BtoCのSaaS版) 19万円〜 4.9万円〜 —
ミドル・エンタープライズ向け 非公開 非公開 料金表ダウンロードまたは問い合わせ
表1:ecbeingの公開料金(ecbeing公式の料金ページ)

ecbeing BtoBは専用クラウド環境に構築する形態で、ecWorksはそのSaaS版にあたる。まずSaaS版で要件を満たせるか、それとも個別構築が必要かを決めると、見積りの依頼先と比較対象がはっきりする。

ecbeing費用の全体像(3要素)

ecbeingの費用は3つの要素で構成される。月額の数字だけ見ても全体像は掴めない。

① 初期費用(構築費)

要件定義からテスト・公開までの構築費用。

  • 要件の範囲で大きく変わる
  • 提供形態(SaaS版か個別構築か)で変わる

② 月額費用

運用・保守・サポート・インフラ費用。長期で積み上がる。

  • サポート範囲を確認
  • 機能追加は別途見積

③ カスタマイズ・追加開発費

独自要件・連携・機能拡張に伴う追加費用。

  • 基幹連携
  • 業務カスタマイズ
  • UI改修
図1:ecbeing費用の3要素

多くの検討者が「月額」と「初期」しか意識しないが、稼働後に発生するカスタマイズ・追加開発費も総額を左右する。どこまでが初期見積りに含まれ、どこからが別料金かを最初に確認しておく。

月額費用とサポート

ecbeingは料金ページで24時間365日のサポートと案件専任PMを掲げている。月額の詳細は見積りで確認する。

確認したいのは、月額に含まれるサポートの範囲、機能追加や運用代行が別料金になるか、2年目以降の月額が初年度と変わるか、の3点だ。ecWorksは最低利用期間が2年なので、少なくとも2年分の月額を前提に予算を組む。

見積りで確認すべき項目

個別構築の費用は案件ごとの積み上げで決まる。見積りを依頼するときは、次の項目が含まれているか、別料金ならいくらかを確認する。

  • 基幹システム連携:連携先(ERP・販売管理・kintone等)と、連携する項目(受注・在庫・出荷・請求・会計)の数
  • 独自業務フロー:複数階層承認、見積→受注→発注の独自フロー、特殊な価格計算ロジック
  • UI・デザインカスタマイズ:ブランドデザイン、PC・モバイル別のUI
  • 運用ツール開発:管理画面の独自機能、レポート画面、分析ダッシュボード
  • 多言語・多通貨対応:言語数・通貨数・税制対応
  • データ移行:既存の商品・得意先・価格データの移行

初期見積りに含まれず、稼働後に発生しやすい費用もある。

運用初年度の追加開発

運用してから発覚する業務上の問題への対応開発。改修の見積り単価を先に確認しておく。

バージョンアップ時の改修

ecbeingは自動バージョンアップを掲げている。独自にカスタマイズした部分の追従に費用がかかるかを確認する。

ライセンス・サードパーティ費用

決済代行手数料、検索エンジン、CDN、メール配信、SMS等の外部サービス料金。

図2:見落とされやすい3つの追加費用

その他、SSL証明書更新、セキュリティ監査対応、負荷増加に伴うインフラ増強、運用代行も、初期見積りに含まれるかを確認しておく。

3年・5年の総額で比べる

初期費用だけで比べると、月額の大きい製品が安く見える。比較は「初期費用+月額×利用月数+追加開発費+外部サービス費」の3年・5年の総額で行う。

ecbeingのミドル・エンタープライズ向けは料金が非公開なので、見積り依頼の時点で運用保守費・追加開発費まで含めた3年・5年の総額を出してもらう。他社の見積りも同じ条件で揃えないと、比較が成り立たない。

競合製品との費用比較

ecbeingの費用感を、主要競合の公開料金と並べて位置づける。

製品 提供形態 初期費用 月額費用 対象規模
ecbeing(ミドル・エンタープライズ)個別構築非公開非公開中堅・大手(公式)
ecWorks(ecbeing BtoBのSaaS版)SaaS300万円〜10万円〜(最低利用期間2年)中堅・大手
SI Web Shoppingフルカスタム個別見積り個別見積り中規模・大規模
EC-ORANGEフルカスタム個別見積り個別見積り中堅〜大手
ebisumartクラウド型カスタム300万円〜25万円程度〜中堅〜大手
アラジンECパッケージ400万円〜(例)7万円〜(例)中堅
BカートクラウドASP8万円9,800円〜中小〜中堅
表2:主要BtoB EC・受発注システムの公開料金(各社公式ページ。アラジンECは小規模カスタマイズの例、Bカートは税別)

ecbeingの直接競合はSI Web Shopping、EC-ORANGEなど、大手向けに作り込む製品。選定軸は「業種実績・連携実績・運用支援体制」になる。費用を抑えたいなら他の受発注システムを含めて検討すべきだ。詳細比較はBtoB ECサイト 比較12選を参照。

見積取得の進め方

ecbeingの見積を効率的に取得し、適正価格で契約するための進め方を整理する。

RFP作成

業務要件・必須機能・連携システム・予算上限を文書化。これがないと見積が膨らむ。

最小・フル2構成見積

「最小要件」と「全部入り」の2パターンで見積取得。判断材料が明確になる。

フェーズ分割提案

段階的構築(フェーズ1→2→3)の提案を依頼。初期投資を抑えつつリスク分散。

3年・5年総額の提示

運用保守費・追加開発費まで含めた長期費用を提示してもらう。追加費用を表に出す。

競合2〜3社相見積

SI Web Shopping・EC-ORANGE・ebisumart等から相見積。価格交渉の根拠に。

図3:ecbeing見積取得・価格交渉の5ステップ

価格交渉のポイントは、①フェーズ分割で初期費用を圧縮する、②運用保守の範囲を明確化する(過剰なサポートを削る)、③競合相見積を提示して価格を引き出す、の3点。

よくある質問

ecbeingの最低費用はいくらですか?
ecbeingが公開している料金は、SaaS版の入口価格のみです。BtoB向けのecWorksは初期費用300万円〜・月額10万円〜(最低利用期間2年)、BtoC向けのメルカートは初期費用19万円〜・月額4.9万円〜。ミドル・エンタープライズ向けは料金表ダウンロードまたは問い合わせになります。
ecbeingの3年・5年の総額はどのくらいになりますか?
ecbeingは3年・5年の総額を公開していません。SaaS版のecWorksなら公開されている初期費用300万円〜・月額10万円〜(最低利用期間2年)に、追加開発費と外部サービス費を加えて見積りで確認します。ミドル・エンタープライズ向けは非公開のため、運用保守費・追加開発費まで含めた3年・5年の総額を提示してもらってください。
ecbeingの費用は他社と比べて高いですか?
公開値で比べると、ecWorks(初期300万円〜・月額10万円〜)とebisumart(初期300万円・月額25万円程度から)は初期費用が同じ水準で、Bカート(初期8万円・月額9,800円〜、税別)とは大きな差があります。ミドル・エンタープライズ向けは非公開のため、SI Web Shopping・EC-ORANGE等と相見積を取り、機能・実績・SI能力も含めて比べます。
ecbeingの見積を取る際のコツはありますか?
①RFP(要件定義書)を作成してから問い合わせ、②最小構成とフル構成の2パターンで見積取得、③段階的構築(フェーズ分割)の提案を依頼、④3年・5年の総額で運用費まで含めた比較、⑤競合2〜3社と相見積、の5点です。要件を曖昧にしたまま問い合わせると、見積が膨らみやすい傾向があります。
ecbeingの費用を抑える方法はありますか?
①最初は必須機能のみで構築し、段階的に機能追加するフェーズ構築、②既存システムを最大限活用しecbeing側のカスタマイズを減らす、③標準機能の範囲で業務を寄せる(業務側の標準化)、④SaaS版のecWorksで要件を満たせるか検討、⑤競合2〜3社との相見積が現実的なコスト削減手段です。

ecbeing費用の妥当性を見極めたいなら

Bカート公式パートナーの株式会社Cravalまで無料相談を。自社の年商規模・業務要件・既存システムをふまえて、ecbeingの見積が妥当か、より低コストの選択肢(Bカート・ebisumart・スマレジEC・B2B等)で同じ目的を達成できないかを中立的に判断材料として提示します。

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