課題解決

スマレジ クレジット 連携できない時の対処法6つ

スマレジ クレジット連携できない時の対処法 スマレジ クレジット 連携できない時の対処法6つ

スマレジに新しく入れたクレジット決済端末が連携できない、画面が「決済端末未接続」のままになる、エラーコードが出る。お客様を待たせながら現金決済で対応している、その状況を一刻も早く脱したい。そんな場面で必要な切り分け手順をまとめた。

結論を先に伝えると、スマレジのクレジット連携トラブルは大半が「Bluetoothペアリング」「ネットワーク」「プラン制約」「決済代行アカウント認証」のいずれかが原因だ。本記事では症状別に6つの対処法を順番に試せる形で整理する。

スマレジでクレジット連携できない時の症状を整理する

スマレジのクレジット決済 連携の基本フロー
図1:スマレジ→決済端末→ゲートウェイ→カード会社 の経路。どこで止まっているか切り分けに使う

「連携できない」と一口に言っても、症状は5パターンに分けられる。自分の症状がどれに当てはまるかを最初に確認すると、原因の切り分けが速くなる。

1つ目は決済端末がスマレジ画面に表示されない。決済画面で端末選択欄に「未接続」と出る、または端末リストに何も表示されない症状。Bluetoothペアリングの問題が最も多い。

2つ目は決済処理が途中で止まる。スマレジで金額を確定して「カードで支払う」を選んだ後、決済端末側で何も反応しない、またはタイムアウトする症状。通信の問題かアプリ間連携の問題のどちらか。

3つ目はエラーコードが表示される。E001、E002、AUTH_FAILED など、画面にコードが出るパターン。決済代行サービス側のアカウント認証エラーが多い。

4つ目は連携設定画面に進めない。スマレジの管理画面で「決済設定」を選んだ時に、選択肢が出てこない、グレーアウトしている症状。プラン制約か権限不足の可能性。

5つ目は売上には記録されたが入金されない。スマレジ上は決済成功扱いだが、銀行口座への入金がない。これは入金スケジュール(月締めや月数回)の認識違いか、入金口座の未設定。決済自体は成功しているケースが多い。

最初に確認すべき5つのチェックポイント

原因の本格特定に入る前に、基本的なチェックを5分で済ませる。8割のトラブルはここで解決する。

1. スマレジアプリのバージョンを確認する。App Store / Google Play で最新版が出ていればアップデート。古いバージョンは決済端末の新ファームウェアに対応していないことがある。

2. iPadまたはiPhoneのOSバージョンを確認する。スマレジは古いiOSでは決済機能が制限される。iOS 15以上を推奨。Androidの場合もOS 8以上が必要。

3. Bluetoothのオン・オフを切り替える。iPadの設定 > Bluetoothで一度オフにし、10秒待ってから再度オン。これだけでペアリングが復活するケースがある。

4. Wi-Fiの安定性を確認する。決済端末の通信が一瞬切れただけでも連携エラーになる。可能ならルーターを再起動し、5GHz帯に接続し直すと改善することがある。

5. 決済端末側の電池残量を確認する。電池が30%以下になると通信品質が落ちる端末がある。充電状態でテストしてみる。

この5つを試してから次のセクションに進んでほしい。すでにここで解決した場合は、最後のセクション「連携が復旧したら必ずやる4つのこと」を読んで再発を防ぐ設定をしておく。

原因別の対処法6つ

基本チェックで解決しない場合の対処法を6つ示す。上から順番に試していく。

対処1:Bluetoothペアリングのやり直し。iPadの「設定 > Bluetooth」で既存の決済端末ペアリングを「このデバイスの登録を解除」する。決済端末も電源オフ→数秒待つ→電源オン。再度ペアリングモードにして、スマレジアプリから新規ペアリングを実施する。最も多い解決パターンだ。

対処2:スマレジアプリ・iOS(Android)のアップデート。最新版にしないと連携できない仕様変更が決済代行側で行われることがある。アップデートしたら端末ごと再起動する。

対処3:決済端末の物理的な再起動。PAYGATEやStores決済の端末は内部メモリにキャッシュが溜まると不安定になる。電源ボタン長押しで完全シャットダウンし、30秒以上待ってから再起動する。

対処4:スマレジ管理画面での連携設定の見直し。スマレジの管理画面 > 設定 > 決済方法 で、対象の決済代行(スマレジ・ペイメント / PAYGATE / Stores決済等)が有効化されているか確認する。複数決済を併用している場合、優先順位の設定が間違っていることもある。

対処5:決済代行のアカウント認証。スマレジは決済端末を通じて決済代行(PAYGATE社、Stores決済社等)と通信している。決済代行側でアカウントロック、月額利用料の未払いによる一時停止、利用規約の更新未承認、といった理由で認証が通らないケースがある。決済代行の管理画面にログインしてステータスを確認する。

対処6:プラン制約の確認。スマレジは無料プラン(スタンダード)でもクレジット連携できる機能と、プレミアム以上でしか使えない機能がある。具体的には、複数決済方法の併用、軽減税率対応の決済タグ付け、店舗別の決済振り分け、などはプレミアム機能。自社で必要な機能がプランに含まれているかをスマレジ料金ページで照合する。

スマレジのプラン別 クレジット連携対応状況

スマレジのプランとクレジット連携の対応関係を整理する。

スタンダードプラン(月額0円)では、1店舗1端末のシンプルな運用であればクレジット連携は可能。スマレジ・ペイメントとの連携は対応する。PAYGATEやStores決済との連携も基本的にはできるが、決済端末側で別途月額が必要になる。

プレミアムプラン(月額5,500円〜)になると、複数決済の併用、店舗別の決済振り分け、軽減税率対応の決済タグ付けなど、業務効率を上げる機能が解放される。BtoBの卸売現場で大型決済を扱う場合はプレミアム以上が現実的。

プレミアムプラスプラン(月額8,800円)では、上記に加えて顧客管理・在庫管理の機能が強化される。EC連携(BカートやShopify等)を予定している事業者はこのプラン以上を推奨する。

リテール・フードビジネスプラン(月額12,100円)は業種特化機能(バーコード管理、テーブル管理等)が追加される。クレジット連携の機能自体はプレミアムプラスと同等。

連携できない原因が「プラン制約」だと判明した場合、その月のうちにプランアップグレードすれば即時反映される。ただしダウングレードは月単位なので、慎重に選ぶこと。

BtoB EC(Bカート等)と連携している場合の追加チェック

スマレジで店頭販売、Bカート等のBtoB ECサイトでオンライン販売を両方扱う事業者は、クレジット連携トラブル時に追加で確認すべきポイントがある。

1つ目は在庫データの同期タイミング。スマレジで決済できないトラブルがあった時、Bカート側ではすでに在庫数が減算されている状況が起きる。物理在庫とシステム在庫がズレていく原因になる。連携できない期間の販売記録は、復旧後に手動で在庫を調整する必要がある。

2つ目は決済データの二重記録。同じ商品を店頭とECの両方で売っている場合、決済代行側で二重に売上が立つことがある。スマレジは「店頭決済」、BカートのNP掛け払いは「掛け売り」と分けて、決済代行アカウントも分離するのが安全。

3つ目はBtoB EC側の決済設定との整合性。Bカートの一般的な決済はクレジット・銀行振込・掛け払いの3つ。BtoB事業者向けには掛け払いが主流だが、新規取引先には初回クレジット決済を求めるケースもある。スマレジ側で個人客向け、Bカート側で取引先向け、と決済を使い分けると整理しやすい。

4つ目は連携プラグインの設定状況。スマレジとBカートを直接連携するアドオンは現時点では限られており、多くの事業者はkintoneや独自APIを介して連携している。クレジット決済トラブル時、連携経路のどこで止まっているかを切り分けるため、各システムのログを確認する。

それでも解決しない時の問い合わせ先と伝え方

6つの対処を試しても解決しない場合、サポートへの問い合わせに進む。問い合わせ先は3つある。

スマレジサポートはスマレジ本体の動作に関する問い合わせ。電話・チャット・メールで対応している。営業時間は平日9-18時。混雑時は待ち時間が長くなるため、チャット併用を推奨する。

決済代行サポートは決済端末そのものや決済代行サービスに関する問い合わせ。PAYGATE、Stores決済、Square、それぞれ別のサポート窓口になる。決済端末の故障の可能性がある場合はこちらへ。

スマレジ販売代理店は導入時にサポートしてくれた代理店があれば、まずそちらに相談する方法もある。代理店はスマレジ本体と決済代行の両方の窓口になっているため、原因切り分けが速い。

問い合わせ時に伝えるべき情報は5つ。(1) 症状(どの画面でどんな表示が出るか)(2) エラーコード(あれば全部)(3) いつから起きているか(4) 自分で試した対処(具体的に列挙)(5) 利用しているプラン名と決済代行名。この5つを整理して伝えると、サポート側も原因特定が速くなり、自分の時間も節約できる。

連携が復旧したら必ずやる4つのこと

クレジット連携が復旧したら、すぐに本番運用に戻すのではなく、4つのチェックを必ず行う。

1. テスト決済の実施。少額のテストカード決済(100円〜500円程度)を実施し、決済画面で正常に処理されること、レシート印字も問題ないことを確認する。これをやらずに本番に戻すと、お客様の前で再度エラーになるリスクがある。

2. 売上データの整合性確認。トラブル発生期間中の現金決済記録と、決済代行側の売上記録に齟齬がないかを確認する。記録ズレは月次集計時に発見される前に潰しておく。

3. 入金口座への着金確認。クレジット決済の入金は決済代行のスケジュール(多くは月末締め・翌月15日入金)。最初の入金日に銀行口座を確認し、想定通り着金しているかを確認する。

4. 連携設定のスクリーンショット保存。今回うまく動いた状態の管理画面のスクショを保存しておく。次にトラブルが起きた時、「正常時はこうだった」という比較材料があると原因特定が圧倒的に速くなる。

店舗運営において決済トラブルは「絶対に起きてはいけない」ではなく「いつ起きてもおかしくない」と考えて、初動の手順を社内で共有しておく。1人の担当者だけが対処できる状態にしないことが、長期運用での安定につながる。

よくある質問

スマレジの無料プランでもクレジット連携できますか?

スタンダードプラン(月額0円)でもスマレジ・ペイメントとの連携は可能です。ただし、複数決済の併用、店舗別の決済振り分けなどの機能はプレミアム以上が必要です。連携を前提とするなら、最初からプレミアム(月額5,500円〜)以上を選ぶと制約に悩まされません。

Bluetoothペアリングを何度やり直しても認識されません。

一度ペアリング情報を完全削除してから、決済端末・iPad(iPhone)両方を再起動し、再ペアリングしてください。それでも解決しない場合は端末の故障の可能性があり、決済代行サポートへ問い合わせを推奨します。

スマレジ・ペイメントとPAYGATEは併用できますか?

スマレジでは1店舗につき1つの決済連携が基本ですが、プレミアムプラン以上であれば複数決済の併用が可能です。店舗ごとに使い分ける場合は店舗管理機能で振り分けられます。

連携できないまま現金決済で対応した売上はどう記録されますか?

スマレジ上では「現金売上」として正常に記録されますが、決済代行側には何も記録されません。後からまとめてクレジット決済に切り替えることはできないため、復旧後は新しい取引として処理してください。月次集計時に整合性が取れているか必ず確認します。

BcartなどのBtoB ECサイトと連携している場合、何を追加チェックすべきですか?

スマレジで店頭販売、BカートでEC販売を両方扱う場合、在庫データの同期タイミングと売上重複に注意します。両方のシステムで同じ商品を販売している場合、連携経路(kintoneやAPIハブ)の設定を確認してください。クレジット決済自体は別チャネルとして分けるのが安全です。

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