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Bカート × ヤマトB2クラウド連携|送り状発行を自動化

Bカート x ヤマトB2クラウド連携|送り状発行を自動化する方法

BtoB ECサイトを運営していると、出荷件数が増えるにつれて送り状作成が重荷になる。受注データをBカートの管理画面で確認し、ヤマト運輸のB2クラウドに届け先情報を1件ずつ手入力する。打ち間違いがあれば荷物は届かない。送り状番号をBカートの受注画面に転記して、発送通知メールを送る。この一連の作業を毎日繰り返すことになる。

BカートとヤマトB2クラウドのAPI連携を使えば、この手入力がほぼゼロになる。Bカートの管理画面からボタン1つでB2クラウドの送り状発行画面が開き、発行後は送り状番号と発送ステータスがBカート側に自動で反映される。本記事ではAPI連携の設定手順から日常運用、CSV連携との比較、トラブル対処までを整理する。

送り状の手入力から解放される

BtoB ECサイトを運営していると、出荷件数が増えるにつれて送り状作成が重荷になる。受注データをBカートの管理画面で確認し、ヤマト運輸のB2クラウドに届け先情報を1件ずつ手入力する。打ち間違いがあれば荷物は届かない。送り状番号をBカートの受注画面に転記して、発送通知メールを送る。この一連の作業を毎日繰り返すことになる。

BカートとヤマトB2クラウドのAPI連携を使えば、この手入力がほぼゼロになる。Bカートの管理画面からボタン1つでB2クラウドの送り状発行画面が開き、発行後は送り状番号と発送ステータスがBカート側に自動で反映される。Dai発表によれば、BカートはBtoB専用カートとして初めて、2018年11月にB2クラウドとの連携に対応した。

ヤマトB2クラウドの基本を押さえる

B2クラウドは、ヤマト運輸が提供する送り状発行サービスだ。Webブラウザ上で動作し、専用ソフトのインストールは不要。無料で、登録当日から利用できる(ヤマト運輸公式)。

対応する配送種別は幅広い。宅急便、クール宅急便、宅急便コンパクト、ネコポス、タイムサービス、宅急便コレクト(代金引換)、国際宅急便、国際クール、ゆうメールなどに対応している。食品卸や化学品商社のような温度帯管理が必要な業態でも、B2クラウドで送り状を一括発行できる。

外部データの取り込み機能があり、CSVなどのファイルから送り状データを一括で処理できる。一括処理できる件数は、利用する連携方式の仕様で確認してほしい。

2024年6月にはB2クラウドAPIが公開された(ヤマトホールディングス発表)。BカートはB2クラウドの公式API公開(2024年6月)より前の2018年11月から、B2クラウドとの連携に対応している。なお、2018年からの連携はB2クラウドの画面を呼び出す方式で、2024年に公開されたAPIには画面を介さないAPIがあり、1採番あたりの従量課金となる。

API連携とCSV連携、どちらを選ぶか

BカートとB2クラウドの連携には、API方式とCSV方式の2つがある。結論から言えば、API方式を使うべきだ。理由を比較しながら説明する。

項目 CSV方式 API方式
ファイル操作 CSV ダウン+アップ2回 不要
送り状番号の反映 CSV取込で手動 自動反映
事前申請 不要 API認証キー必要

CSV方式の場合、手順はこうなる。まずBカートの受注一覧から「B2用取込みCSV」をダウンロードする。そのファイルをB2クラウドの「外部データから発行」画面でアップロードし、項目を紐付けて取り込む。送り状を発行・印刷したら、今度はB2クラウドの「発行済データ」からCSVをエクスポートし、Bカートの「出荷実績インポート」で取り込む。ここでようやく送り状番号と発送日がBカートの受注データに反映される。

API方式はもっと単純だ。Bカートの受注一覧で出荷する注文を選び、「B2クラウド」ボタンをクリックする。B2クラウドの画面が開くので送り状を発行・印刷する。送り状番号、発送日、出荷済みステータスがBカート側に自動で反映される。CSVのダウンロードもアップロードも、一切不要だ。

CSV方式には、APIアクセス認証キーを取得せずに利用できる利点がある。「まずは試したい」段階ならCSV方式で始めて、件数が増えたらAPI方式に切り替える二段階導入もありだろう。

API連携の設定手順

設定は4ステップで完了する。追加の開発作業は不要だ。

  1. API認証キーの取得。ヤマトビジネスメンバーズログイン後、「B2クラウド」>「外部システムとの連携」でAPIアクセス認証キーを取得する。
  2. Bカート側の設定。Bカートの管理画面で「外部連携」>「B2クラウド」の設定画面を開く。取得したAPIアクセス認証キーを入力して保存する。
  3. CSV方式併用時の追加設定。CSV方式を併用する場合は「クロネコB2用CSV」の設定画面も開く。送り状種別、依頼主情報、ご請求先顧客コード、運賃管理番号を入力する。配送時間帯の紐付け設定では、Bカートの時間指定とヤマトの時間帯コードを対応付ける。
  4. テスト出荷。Bカートの受注画面からB2クラウドボタンを押し、送り状が正しく発行されること、送り状番号がBカートに自動反映されることを確認する。

設定時の注意点

依頼主カナは半角カナで入力する。ご請求先顧客コードと運賃管理番号は、空欄でもCSV出力に影響はないが、B2へ取り込む際に必須の項目もある。ヤマトの営業担当に確認して正確な値を入れておく。代引き注文がある場合は、CSV設定の「代引きの場合はコレクトにする」を有効にする。

日常の出荷オペレーション

API連携後の日常業務の流れを説明する。

朝、Bカートの管理画面で受注一覧を開く。出荷対象の注文にチェックを入れ、B2クラウドボタンをクリックする。B2クラウドの画面が別タブで開き、送り状データが自動で読み込まれる。内容を確認して送り状を印刷する。

倉庫でピッキングと梱包を終えたら、送り状を荷物に貼り付ける。ヤマト運輸の集荷を待つか、営業所に持ち込む。

Bカートの管理画面に戻ると、送り状番号と発送日が受注データに自動反映されている。出荷済みの注文を選択して「一括配送メール送信」を実行すれば、送り状番号付きの発送通知メールが取引先に届く。

工数の差を計算例で示す。仮に1件3分かかる手入力を1日50件行うと、1日150分になる。これがAPI連携で1件20秒になったと仮定すると約17分となり、差は1日約2時間になる。実際の短縮幅は、受注内容の確認や印刷の時間で変わる。

CSV連携を使う場合の設定と注意点

API方式を推奨するが、CSV方式で運用せざるを得ないケースもある。ここではCSV連携特有の注意点を解説する。

Bカートから出力したCSVをB2クラウドに取り込む際、取込みレイアウトは「新規レイアウト」を選ぶ。最初に項目の紐付け(マッピング)を設定する必要がある。一度設定すれば保存できるので、2回目以降は同じレイアウトを呼び出せばいい。

住所データの扱いには注意が必要だ。B2クラウドでは都道府県、市区郡、町番地、建物名が別項目になっている。Bカートの住所出力と項目の区切り位置が合わないと、建物名が欠落したり、番地が市区郡に結合されたりする。テスト取り込みで必ず確認すること。

出荷実績のインポート(B2クラウドからBカートへの送り状番号反映)では、日付を「2015-07-07」の形式にする必要がある。CSVフォーマット例に従って、あらかじめCSVを整形(不要な列の削除)してからインポートする。

CSVファイルをExcelで開くと電話番号の先頭ゼロが消える問題は有名だ。対処法は2つある。メモ帳やテキストエディタで開いて編集するか、Excelの「データ」タブから「テキストファイルのインポート」を使い、電話番号列を「文字列」として指定して読み込む。保存時の文字コードが取込み側と合わないと文字化けするため、保存形式にも注意したい。BカートのCSV操作全般はCSVインポートガイドも参照してほしい。

よくあるトラブルと対処法

運用開始後に起きやすいトラブルを4つ挙げる。

  1. 配送時間帯の未反映。取引先がBカートの注文画面で時間指定をしたのに、送り状に反映されないケース。原因はBカートの時間指定設定とヤマトの時間帯コードの紐付け設定が漏れていること。「各種設定」の配送時間帯紐付けを見直せば解決する。
  2. 環境依存文字による文字化け。届け先住所に「⑪」「①」「Ⅴ」などの環境依存文字が含まれると、B2クラウド側でエラーや文字化けが発生する。会員登録時の住所入力バリデーションでJIS第一・第二水準以外の文字を弾く設定を検討するか、出荷前に目視チェックするフローを入れる。
  3. 複数口の送り状番号。複数口で送り状番号が複数になる場合、Bカートへ反映される送り状番号の範囲は、利用する連携方式の仕様で確認する。テスト出荷で反映結果を照合しておきたい。
  4. 掛け払い併用時の税額照合。掛け払いサービスも利用する場合は、テスト注文で受注額と請求額を照合する。税額に差が出る場合は、税込・税抜の扱い、端数処理、連携データを確認する。

BtoB ECカートのヤマト連携比較

最後に、Bカートのヤマト連携が他のECカートと比べてどの水準にあるかを整理する。

CSV連携は多くのECカートが対応しており、差は出にくい。差がつくのは画面連携・API連携だ。BカートはB2クラウドの公式API公開(2024年6月)より前の2018年11月から、B2クラウドとの連携に対応している。

BtoC向けカートではaishipが2024年12月にAPI連携をリリースしている。

BtoB ECの出荷業務では、得意先ごとの配送条件(時間指定、温度帯、代引き可否)が複雑になりやすい。こうした条件をBカートの会員データとB2クラウドの送り状データで一貫して管理できるのは、BtoB専用カートとしてBカートを使う大きなメリットだ。

出荷件数が多い企業ほど、API連携の導入を検討する価値がある。CSVの手作業に費やしている時間を集計してみれば、切り替えの判断材料は十分揃うはずだ。

よくある質問

API連携とCSV連携、どちらがおすすめ?

API方式を推奨します。Bカートの受注一覧から「B2クラウド」ボタンをクリックするだけで送り状発行画面が開き、発行後は送り状番号と発送ステータスがBカートに自動反映されます。CSV方式はファイルのダウンロード・取込みの手間が増えます。

API連携はいつから使えますか

Dai発表によれば、Bカートは2018年11月にBtoB専用カートとして初めてB2クラウドとの連携に対応しました。B2クラウドの公式API公開(2024年6月)より前から使える連携です。

工数削減効果はどのくらい?

計算例で示します。仮に1件3分かかる手入力を1日50件行うと、1日150分になります。これがAPI連携で1件20秒になったと仮定すると約17分となり、差は1日約2時間です。実際の短縮幅は、受注内容の確認や印刷の時間で変わります。

代引き注文は対応できますか

代引き注文の設定は、API方式とCSV方式を分けて確認してください。CSV方式では「代引きの場合はコレクトにする」の設定を確認し、API方式の設定と反映結果は別途テストしてください。

掛け払い(旧クロネコ掛け払い)も併用する場合の注意点は?

テスト注文で受注額と請求額を照合してください。税額に差が出る場合は、税込・税抜の扱い、端数処理、連携データを確認します。

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